日本再興戦略 (NewsPicks Book)
落合 陽一
幻冬舎
2018-01-31


1.「意識改革」という言葉
2.因果は続くよどこまでも

3.指摘されると気になってしょうがない
4.公平と平等 絶対正義ってのはないのです
5.百姓と思えば腹も立たない
6.言い換えると超高度な個人主義
7.幸せ依存症の日々
8.部分否定があなたを幸せにする
9.問題の本質と陰謀論

10.ホワイトカラーおじさんを目指せ!

しっかりメールが打てて、電話の受け答えができて、お礼の手紙が書けて、事務作業を効率的にできて、新人を育成できるーそうした人材はとくにベンチャー企業に足りません。だからこそ、「ホワイトカラーおじさん」たちは、兼業してベンチャーで働けばいいのです。1社5万円でも10社やれば50万円稼げます。

最近は、おじさんを叩くのが流行っているようです。
アップデートしない奴はおっさんだ!おっさんは世の中の害悪だ!と、みなさん楽しそうです。
わたしの見る限りアップデートし続けられるような人って、そんなに多くないと思うんですよね。

本書は日本再興戦略ですから、当然イノベーターの視点を中心に書かれています。
しかし、日本再興「戦略」が成就するには多数に支持されなければなりません。
そして支持してくれる多数というのは、同じ作業を繰り返し、少しでも楽をしようとする人たちです。
アップデートなんてことは考えたこともない人たちです。

情報感度の高い学生さんは、「ホワイトカラーおじさん」を蔑む方も多いのではないかと思います。
しかし、その学生さん達の大半は「ホワイトカラーおじさん」にすらなれないという事実があります。
大企業に入り、組織内のゴタゴタを耐え、精神を病まず、コツコツと非効率な実務を20年近く続けられた者が「ホワイトカラーおじさん」の称号を手にすることができるのです。
一体、今年新卒だった人たちの何割がここに到達できるというのでしょうか。

今後「ホワイトカラーおじさん」は希少種になっていきます。
そして、最も多い層は、同じことを繰り返し、少しでも楽をしようとする層です。
8割位の人は楽をしようとする層になります。何故なら、「ホワイトカラーおじさん」になる機会が存在しなくなるからです。

このような予測に立って考えるならば、「ホワイトカラーおじさん」の生態を調べて、真似していくのも立派な作戦です。
この先、自分の仕事がジリ貧だと感じたり、何かを作ったことのない情報だけ学生だったりするならば、「ホワイトカラーおじさん」を目指せ!と煽っておきたいと思います。

「ホワイトカラーおじさん」ってカワイイよねってなればいいなぁ( ̄ー ̄)ニヤリッ