日本再興戦略 (NewsPicks Book)
落合 陽一
幻冬舎
2018-01-31


日本再興戦略とは大々的なタイトルですが、「日本?まぁなんとかしなきゃいけないよね、誰かが。」って多くの人が思うところなんですよ。

現代の魔法使いの落合陽一さんが、漠然とした「なんとかしなきゃいけない」を具体化し方針と根拠を示してくれています。

今まで当たり前と思っていたことを、落合さんが解釈すると、「なるほど!これって問題だね。」と気付かされます。その気づきがとても心地いいので是非体感してみてください。


1.簡単に使えない言葉「意識改革」

「え〜、生産性向上にはぁ、個々の意識改革が重要でありぃ・・・」
「意識改革」という言葉は、「具体策がないので各々で・・・」という逃げのニュアンスで使われがちです。

日本を再興するため、世界を理解するために重要なのは「意識改革」です。集団に対する処方箋としての教育とテクノロジー、それを通貫するビジョンが必要なのです。

本書でも、意識改革が重要と表現していますが、具体的に教育とテクノロジー、それを基にしたビジョンを集団に処方して意識改革を促す必要があると言っています。
つまり、どのように意識改革を行うのかが具体的になっているのです。

したがって、読み進めるにあたっては、「処方すべき教育、テクノロジーとは」、「ビジョンはどのようなものか」、を中心にその主張や根拠を楽しんでいけばいいことになります。

意識改革という逃げで使われがちな言葉も、ちゃんと使えば議論や思考に役立つといういい事例です。

まぁ、会議で具体的な意識改革の方法は?って質問したら、各自で考えるように、って逃げられるんでしょうけど・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ

その2へ続く